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風雲急を告げる?介護戦線

庭の片隅に ひっそりと咲くナデシコの花
ナデシコの花言葉は?

「無邪気」

です


いろいろと

ある中で


今日はこの一つを選びました。

今日も朝から、病人は「無邪気」な顔でねむっています。
毒リンゴを食べたわけでもないのに、にわか眠り姫になった病人です。

8時前、主夫は朝食の準備を始めた。

8時すぎ、北区の娘からの電話のベルの音。「いまから」との電話。
病人しっかり眠っていた。

8時半、北区の娘がきた。
ここからさきの介助介護は娘にタッチ。

ベッドに寝たままの病人のパッドの交換。
かけ布団を跳ね上げてみてビックリ。
病人の右手首から先がふっくらと腫れ上がっていた。
主夫は気づかなかったのだ。物言わぬ病人だ。

驚いてまず、熱をはかった。

38.5度
血中酸素濃度は92%、呼吸数は110。

ベッドで寝たままの朝食だ。
主夫はアイスノンのアイス枕を冷凍庫から取り出した。
娘がタオルでくるんで病人の枕にする。
主夫は、昨夜洗っておいた歯を口に入れてやる。

朝用の薬と抗生剤クラリス粉末を蜂蜜に溶いた。それをを口に入れながら、ラコールを飲ませた。

内科医院行きの予定は中止。

訪問看護婦のセンターに電話した。

9時半過ぎに顔見知りのK看護婦が来た。

診察した。
手の腫れはたいしたことはなかった。その手を上に上げておくと腫れは引いていった。
聴診湖を当てた。
ガリガリ音が聞こえていた。
部屋に設置してある痰の吸引装置で排痰した。
要領を主夫も見習った。

左肺がきになるとの所見だった。

11時過ぎ、娘は北区に帰宅した。

11時半、ヘルパーが、訪れた。

病人の昼食は、ラコールのみ。眠りかけだ。
パッドを交換、清拭をした。
台所の片付け、冷蔵庫の掃除をしたヘルパー、13時半に帰っていった。

13時過ぎ、主夫は主治医に往診を依頼した。

昼食後の病人は、ベッドで眠りこけていた。

15時まえ、主治医が来てくれた。

ベッドで寝たままの病人を診察。
抗生剤入りの点滴をして貰った。

こもった熱で傾眠状態になるから、ボルタレンを挿入するようにと、指示があった。

点滴終了まで30分。
主治医は見通しについて語った。

詳細は省くことにするが
1。いずれ経口摂取ができなくなる。
2。後はなんらか延命装置の取り付けになる。
3.家族の中で相談して置いた方がいい。
のようなお話だった。


19時前、主夫は、ベッドに戻って眠っていた病人を起こした。
パッドを替えた。
ボルタレンを挿入した。

寝たままの夕食にした。

夕方用の薬と抗生剤クラリス粉末とプルゼニッド1回分とを蜂蜜に溶いた。
それを小匙で口に入れながら、ラコールを飲ました。
ラコール150cc足らずで「もういい」。
痰唾出しがあった。
主夫は痰の吸引装置で排痰した。

21時。おしゃべり縫いぐるみ『ヒロコ』が「ねむいよう」。
「夜食だ」と、病人にラコールを飲ませた。50ccは飲んだ。

今日のラコール摂取量は計400cc足らずだった。

夜の時間帯は、元気回復という感じ。
血中酸素濃度は98%。呼吸数90、体温36.8℃

入れ歯を外し、眼鏡を外し目薬を差した。

病人、しばらくはテレビの番組を眺めていた。
23時過ぎ寝入った。

24時まえ、主夫は眠っている病人のパッドを、夜用に替えた。
by namekawaID | 2005-10-29 19:49
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